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失敗のカタログをお見せします
婚活の失敗談は、成功談より役に立つと思っています。成功には運が混ざりますが、失敗はだいたい再現性があるからです。
これから挙げる5つは、婚活本の受け売りではありません。全部、僕が42歳からの18ヶ月で実際にやって、時間とお金と心をすり減らした失敗です。最終的に成婚退会できたからこうして書けますが、どれか1つでも先に知っていれば、数ヶ月は短縮できたはずです。
あなたは同じ授業料を払わずに済みますように。
失敗1:20代・30代と同じ土俵で戦った
僕の婚活はマッチングアプリと婚活パーティーから始まりました。結果を先に書くと、アプリは6ヶ月でマッチ8人・会えた2人。パーティーは12回でカップリング3回・デート1回。約8万円と半年強を使って、ほぼ空振りです。
一番痛かったのはお金ではなく、そこで下した誤診でした。「これだけやってダメなら、自分には市場価値がないんだ」。
違いました。価値がないのではなく、土俵を間違えていたんです。若い会員が中心の市場では、40代男性はそもそも検索結果に表示されにくく、プロフィールを開いてすらもらえません。中身の勝負にたどり着く前に、年齢のフィルターで落ちている。
年齢限定の企画や結婚相談所という「40代が普通にいる市場」に移った途端、僕の数字は変わりました。相談所では13ヶ月でお見合い15回。同じ人間の成績とは思えない差です。
対処法:うまくいかないとき、最初に疑うのは自分の価値ではなく市場選び。これは覚えておいて損はありません。
失敗2:外見を「もう変わらないもの」だと思っていた
「もう40代だし、外見は今さら変わらない。中身で勝負するしかない」
婚活を始めた頃の僕の口癖です。聞こえはいいですが、実態はただの手入れのサボりでした。ヨレたシャツ、伸びた眉、テカった額のまま「中身を見てほしい」と言っていたわけです。無理があります。
転機はプロフィール写真の撮り直しでした。スタジオ撮影の前にスキンケアを始め、眉を整え、ジャケットを新調した。かかったのは合計でも数万円、期間は数週間です。それだけで写真の印象は別人かというほど変わり、お見合いの申込みの通り方も目に見えて変わりました。
40代の婚活で見られている「外見」は、顔の造形ではありません。清潔感、つまり「自分を手入れできる人かどうか」です。そして手入れは、40代からでも数週間で身につく習慣です。
「もう変わらない」は事実ではなく、あきらめの言い訳でした。詳しくは外見改善の記事群に書きますが、婚活を始めるなら、外見の手入れは最初の1ヶ月にやるのが一番効率的です。
→ 関連記事:40代男性が婚活前に外見を整えるべき理由
失敗3:条件で相手を絞りすぎた
相談所に入会した当初、僕の希望条件はこうでした。年齢は自分より一回り下まで、外見の好みもしっかり指定、住まいは近所、他にもいくつか。
その条件で検索して、いいなと思った人に申し込む。通らない。また申し込む。通らない。最初の1ヶ月、申込み20件でお見合い成立はゼロでした。
カウンセラーに言われた一言をいまでも覚えています。「カズさん、その条件は”会ってから確かめられること”まで先に絞っていますよ」。
考えてみれば当たり前で、人柄も、話していて楽かどうかも、金銭感覚も、会わなければ分かりません。なのに僕は、会う前の段階で「絶対譲れないもの」以外まで条件にして、出会いの母数を自分で削っていました。
条件を「絶対に譲れない2つ」まで削ってから、成立数は月1〜2件に戻り、出会いの質もむしろ上がりました。いまの婚約者は、当初の条件検索には引っかからなかった人です。条件を1つ緩めるたびに、未来の候補が増える。あのとき絞ったままだったらと思うと、ぞっとします。
→ 関連記事:40代婚活の現実的な希望条件の決め方
失敗4:「いい人止まり」の安全運転
お見合いや初回デートで、僕は徹底的に「嫌われないこと」を優先していました。質問されたら答える。相手の話にはうなずく。波風の立つ話題は避ける。自己開示はほぼゼロ。
結果、量産されたのがこの評価です。「感じのいい方でした。ただ、今回のご縁は辞退させてください」。
感じのいい人、までは行ける。でも「もう一度会いたい人」にならない。当然です。減点されないことだけを目指した会話には、その人を覚えておく理由が何もないからです。
変えたことは2つだけでした。ひとつは、自分から少し先に自己開示すること。仕事の失敗談でも、休日の過ごし方の本音でも、綺麗すぎない話を自分から出す。相手はそれで初めて安心して本音を話せます。もうひとつは、楽しかったら次の約束への意思をその場で言葉にすること。「またお会いしたいです」の一言に、安全運転の100倍の効果がありました。
婚活の会話は、無失点ではなく得点で評価されます。これに気づくのに、僕はお見合い数回分を使いました。
失敗5:振り返りをしなかった
うまくいかなかったお見合いや、途切れた仮交際。僕は長いあいだ、それを「ご縁がなかった」という便利な言葉で片付けていました。
ご縁がなかった、は反省ゼロで済む魔法の言葉です。そして反省ゼロなので、同じ失敗を正確に繰り返します。僕の場合、初回デートのお店選び(静かすぎて面接になる)と、会話の自分ターンの長さ(緊張すると喋りすぎる)を、記録を始めるまで毎回やらかしていました。
やったことは大げさなものではありません。デートやお見合いの後、スマホのメモに3行書くだけ。「良かったこと1つ、ダメだったこと1つ、次に試すこと1つ」。これだけで、次の回が前回の続きになります。
相談所を使う利点もここで効きました。交際終了の理由は、カウンセラー経由で相手側の本音がある程度返ってきます。「なぜダメだったのか分からない」という一番苦しい状態から抜けられるのは、正直、紹介の仕組みそのものより価値がありました。
まとめ:5つの失敗の正体は、ぜんぶ「戦略のなさ」
並べてみると分かります。
- 土俵選びを間違えた —— 市場の戦略がなかった
- 外見を放置した —— 投資の戦略がなかった
- 条件で絞りすぎた —— 母数の戦略がなかった
- 安全運転に逃げた —— 会話の戦略がなかった
- 振り返らなかった —— 改善の戦略がなかった
40代の婚活は、気合や若さではなく、設計で決まります。逆に言えば、設計は今日から直せます。5つとも、僕が直せたのだから。
→ 関連記事:アプリ・パーティー・相談所を全部やった僕の結論
失敗を繰り返さない振り返り方
反省だけで終わらせず、次の行動へ変換します。
- 起きた事実と自分の解釈を分ける
- 相手を変えようとせず自分が変えられる点を選ぶ
- 一度に直すのは一項目にする
補足:活動記録を月1回見返し、同じパターンがないか確認します。

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