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写真で興味、文章で安心
プロフィール写真が「会ってみたいか」を決めるなら、プロフィール文は「安心して会えるか」を決めます。
これは実際に活動して分かったことですが、女性会員は文章を本当に読み込んでいます。お見合いの席で「プロフィールに書かれていた◯◯ですが」と、こちらが忘れかけていた一文について質問されたことが何度もあります。真剣だからこそ、文章から人柄と生活を読み取ろうとしている。
つまりプロフィール文は、読み飛ばされる挨拶文ではなく、書類選考の後半戦です。僕は活動の初期にプロフィール文を全面的に書き直し、写真の差し替えと合わせて、お見合いの成立が月0〜1件から月2件前後に変わりました。この記事では、その書き直しで学んだことを実例つきで共有します。
ダメだった初稿の特徴(僕の実物です)
まず、恥を忍んで僕の初稿の特徴を晒します。心当たりがある人は多いはずです。
- 「趣味は映画鑑賞と読書です」——情報量がゼロです。全員が書いています。どんな映画を、どれくらいの熱量で観るのかが1ミリも伝わらない
- 「優しいとよく言われます」——自己評価は信用されません。優しさは自称した瞬間に嘘くさくなる、扱いの難しい徳です
- 職業と勤続年数と年収の説明だけが具体的——これはスペック表であって、プロフィールではありません。条件はデータ欄に既に載っています。文章の仕事は、データの向こうの人間を見せることです
初稿の僕は「正確で無難な情報」を書いていました。でも読む側が探しているのは情報ではなく、この人との生活の想像がつくかどうかでした。
書き直しの3原則
原則1:抽象を具体に変える
「映画が好きです」を、こう直しました。「週末は近所の劇場で月2本ほど観ます。話題作も観ますが、結局よく覚えているのは地味な人間ドラマだったりします」。
具体性には2つの効果があります。ひとつは誠実さの証明。具体的に書ける趣味は、本当にやっている趣味です。もうひとつは会話の入口。お見合いの席で相手が質問しやすくなります。実際、映画の話は何度もお見合いの最初の話題になってくれました。
原則2:結婚後の生活が想像できる一文を入れる
読み手が本当に知りたいのは、あなたの経歴ではなく「あなたと結婚したら、どんな毎日になるか」です。だから、生活の絵が浮かぶ一文を必ず入れます。
僕が入れたのは「自炊は週の半分くらいで、得意料理は生姜焼きです」と「将来は、休日の朝に二人で近所を散歩して、帰りにパン屋に寄るような、穏やかな家庭にしたいです」の2文でした。
大げさな夢や理想の家庭像はいりません。半径500メートルの、手触りのある生活描写のほうが、よほど届きます。後日談ですが、いまの婚約者は仮交際の初期に「パン屋の一文が良かった」と言ってくれました。文章は読まれています。
原則3:ネガティブな予防線を消す
「恋愛経験は少ないですが」「こんな私ですが」「口下手ですが」。
初稿の僕は、この種の謙遜をいくつも書いていました。断られたときの心の保険だったのだと思います。でもこれは、謙遜のつもりで不安の広告になっています。まだ会ってもいない相手に、先回りして欠点のプレゼンをする必要はありません。
事実として弱みがあっても、書き方は前向きにできます。「恋愛経験は少ないですが」は消して、「これから二人で、お互いの好きな場所に出かけていきたいです」。これで十分に、誠実で害のない人柄は伝わります。
構成テンプレート(350〜500字)
書き直しで固めた構成を、そのまま置いておきます。
- 挨拶と閲覧のお礼(1〜2文)
- 仕事について:何をしていて、どんな姿勢でやっているか(2〜3文)
- 休日の過ごし方:具体的に、絵が浮かぶように(2〜3文)
- 性格:自己評価ではなくエピソードか他者評で(1〜2文)
- 結婚観・将来のイメージ:生活の手触りで(2〜3文)
- 締めの挨拶(1文)
このテンプレートに沿った例文です(僕の実プロフィールを一般化したものです)。
はじめまして。数あるプロフィールの中からご覧いただき、ありがとうございます。
仕事はメーカーで営業をしています。派手な業種ではありませんが、お客様と長く信頼関係を作る仕事は性に合っていて、気づけば20年近く続けています。
休日は、週の半分は自炊をしていて、得意料理は生姜焼きです。天気のいい日は近所を散歩したり、月に2本ほど映画館で映画を観たりしています。
性格は、職場では「頼んだことを忘れない人」と言われます。地味ですが、約束を守ることは大事にしています。
将来は、休日の朝に二人で散歩をして、帰りにパン屋に寄るような、穏やかで安心できる家庭を作りたいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。お会いできることを楽しみにしています。
約400字。名文である必要はまったくありません。具体的で、前向きで、生活が見える。条件はこの3つだけです。
仕上げのチェック3つ
- 声に出して読む。書き言葉として立派でも、しゃべってみて不自然な文章は、人柄も硬く見せます。お見合いは結局「この文章の人」と会う場なので、話し言葉に近いトーンが正解です
- カウンセラーに添削してもらう。仲人型の相談所なら遠慮なく頼んでください。何百人分のプロフィールを見てきた目は、自分では気づけない癖を一発で見つけます。僕の「ですが」の多さを指摘したのもカウンセラーでした
- 写真とトーンを揃える。写真は柔らかい微笑なのに文章がガチガチの敬語、というズレは損です。どちらも「感じのいい、普通の人」で揃えてください
写真がまだの人は、先に写真です。読まれる前に、開いてもらう必要があるので。
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プロフィール公開前の読み上げ確認
文章は声に出すと、長さや自慢に見える表現へ気づきやすくなります。
- 冒頭3行で仕事と人柄が分かるか
- 趣味を相手と共有できる形で書いているか
- 希望ではなく結婚後に提供できる生活を書いたか
補足:抽象語だけで終わらず、具体的な休日の過ごし方を1つ入れます。

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