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相談所は魔法ではない
このブログで僕は一貫して「40代男性には結婚相談所が合理的」と書いています。それは13ヶ月活動して成婚退会した実感で、嘘はありません。
ただ、公平のために、この記事では逆側を書きます。相談所は、入会すれば自動で結婚できる場所ではありません。実際、活動していると「同じ会費を払っているのに、もったいない戦い方をしている人」のパターンがはっきり見えてきます。
以下の5つは、カウンセラーとの雑談で聞いた話と、僕自身が実際にやりかけた(あるいは、やった)失敗です。全部、入会前に知っておけば回避できます。
失敗1:「お客様」になってしまう
一番多いパターンだと思います。月会費を払っているのだから、良い相手が紹介されてくるのを待つ。サービス業の客としては正しい態度ですが、婚活では致命的です。
相談所が提供するのは「本気度の揃った出会いの市場」と「伴走者」です。選ばれる努力の代行はサービスに含まれていません。申込みを打つのも、写真を撮り直すのも、デートを振り返るのも、自分の仕事です。
僕も入会直後、書類を出してプロフィールを作ったところで、うっすら「あとは向こうが何とかしてくれるのでは」という気分になりました。1ヶ月目の成果(ほぼゼロ)が、その気分を正確に採点してくれました。
回避法:月の申込み数を自分でノルマ化する。僕は「月10件」と決めてから数字が動き始めました。会費は座席料ではなく、打席の使用料です。
失敗2:条件表で結婚相手を探す
検索条件を細かく設定し、年齢は一回り下まで、容姿はこう、住まいはここ、と絞り込む。検索結果は少なく、申込みは通らず、そして口から出る言葉が「いい人がいない」。
いない、のではありません。条件で消しているんです。しかも消しているのは、会えば好きになったかもしれない人たちです。人柄も、会話の相性も、金銭感覚も、条件検索には出てきません。
僕は初月、絞った条件で申込み20件、成立ゼロでした。条件を「絶対に譲れない2つ」まで削ってから、成立は月1〜2件に戻り、最終的にプロポーズした相手は、当初の検索条件では表示すらされなかった人でした。この話は何度でも書きます。それくらい大事な失敗でした。
→ 関連記事:お見合いが組めない時の原因と対処法/現実的な希望条件の決め方
失敗3:外見の努力を「今さら」と拒否する
「この年でスキンケアなんて」「服なんて何でもいいでしょう」「中身で勝負ですよ」。
もったいない失敗の筆頭です。40代の外見は、素材の勝負ではありません。手入れの勝負です。そして手入れは、始めたその日から差がつきます。
厳しいことを書くと、「中身で勝負」と言う人の多くは、中身を見てもらえる段階(=お見合い成立)まで進めていません。書類選考の写真で落ちているからです。眉を整え、肌を保湿し、サイズの合うジャケットを着る。それだけで「自分を手入れできる人」という情報が伝わり、中身の出番がやっと回ってきます。
僕は外見に合計約10万円を投資しました。42年間で一番、費用対効果の高い自己投資でした。
→ 関連記事:40代男性が婚活前に外見を整えるべき理由
失敗4:仮交際で決断を先送りにする
相談所の仮交際は複数並行OKです。この仕組みには良い面と、危ない面があります。
危ない面がこれです。「感じのいい人だけど、もっと良い人がいるかもしれない」。並行できるがゆえに、誰にも決めきれない。3ヶ月、半年と「お試し」を続けているうちに、相手の側が先に決断します。たいてい、あなた以外の誰かを選ぶという形で。
仮交際には、明文化されていなくても事実上の期限があります。相手も時間を無駄にできない40代だからです。
回避法:「完璧な相手か」ではなく「この人と一緒に生活を作れるか」で判断する。完璧な相手はどの相談所にも登録されていません。生活を一緒に作れる人は、います。僕が真剣交際を決めたのも、ときめきの最大値ではなく、「この人との日曜日は、ずっと続いても疲れない」という実感でした。
失敗5:断られた理由と向き合わない
交際終了の連絡が来るたびに「ご縁がなかった」で片付ける。楽ですが、これをやると同じ理由で断られ続けます。原因が放置されているのだから当然です。
相談所の隠れた最強機能は、カウンセラー経由で相手側の理由がある程度返ってくることです。「会話が一方的だった」「お店選びを全部任されて不安になった」。聞くのは痛い。僕も何度も痛かった。でも、痛みには使い道があります。理由の分からない敗戦には、使い道がありません。
回避法:交際終了のたびに、カウンセラーに理由を聞き、次の一回で1つだけ直す。全部を一度に直す必要はありません。1つずつで、ちゃんと前に進みます。
まとめ:相談所は増幅装置
5つの失敗を並べると、共通点が見えます。「仕組みには乗ったのに、自分は変わらないまま」です。
- 待つだけの人には、請求書だけが届く
- 条件で探す人には、検索結果だけが残る
- 手入れを拒む人は、書類選考で止まる
- 決めない人は、決めた誰かに追い抜かれる
- 振り返らない人は、同じ場所で転び続ける
相談所は魔法ではなく、増幅装置です。行動する人の努力は確実に増幅して返してくれます。僕のような恋愛経験の乏しい42歳でも、13ヶ月で婚約まで行けたのだから、その増幅率は本物です。ただし、入力がゼロなら、何を掛けてもゼロのままです。
入会を検討している人は、この5つを「やらないことリスト」として持っていってください。それだけで、同期の会員より数ヶ月分は前からスタートできます。
失敗を防ぐ月1回の点検
活動が長引くほど自己流になりやすいため、定期的に第三者の確認を入れます。
- 申し込み・成立・交際の数字を確認する
- 担当者への相談を後回しにしていないか
- 条件を足し続けて対象を狭めていないか
補足:同じ結果が2か月続いたら、写真・文章・申し込み先のどれかを変えます。

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