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怖いのは、あなたが真剣だからです
婚活が怖い。誰にも言えないけれど、正直、怖い。
まず最初に伝えたいのは、この感覚は恥ずかしいものではない、ということです。人は、どうでもいいことには怯えません。試験が怖いのは合格したいからで、手術が怖いのは生きたいからです。婚活が怖いのは、あなたが本気で結婚したいからです。
僕の話をします。42歳で初めて婚活パーティーに申し込んだ日、会場のビルの前まで行って、受付に進めずにエレベーターホールで3回引き返しかけました。「今日は体調が悪い気がする」「下見だけして帰ろう」「そもそも自分がこんな所に来るのが間違いだったんじゃないか」。5分の間に、帰る理由を3つ発明しました。
それでも受付を通ったのは、勇気が出たからではありません。キャンセル料がもったいなかったからです。そのくらいの、しょうもない理由で十分でした。
その僕が、その後パーティー12回、アプリ6ヶ月、結婚相談所13ヶ月を経て、いま婚約しています。怖さが消えたことは一度もありません。怖いまま動く方法を覚えただけです。この記事では、その方法を書きます。
「怖さ」を分解すると、対処できる
「婚活が怖い」という大きな塊のままだと、対処のしようがありません。僕の場合、分解してみると中身は3つでした。たぶん、あなたの怖さもこのどれか、あるいは全部です。
1. 断られる怖さ →「仕組み上、全員断られる」と知る
一番大きいのはこれだと思います。断られたら、自分の40数年が否定される気がする。
でも、実際に活動して分かったのは、婚活は「全員が断られる場所」だということです。数字で書きます。僕は結婚相談所で13ヶ月に約120件のお見合いを申し込み、成立したのは15件でした。成立率12%。つまり、最終的に婚約までたどり着いた僕でも、88%は断られているんです。しかもカウンセラーいわく、これで標準的な水準です。
断られるのは、人格の否定ではありません。年齢、居住地、趣味、写真の印象。無数の条件のすれ違いです。就活で全社から内定が出る人がいないのと同じで、そういう仕組みなんです。
「断られるのが標準」と先に知っておくだけで、1件1件のダメージがまるで違います。僕は「10件申し込んで1件通れば上出来」と唱えてから申し込むようにしていました。実際そのくらいの打率でしたし、それで十分に婚約まで行けました。
2. 恥ずかしさ →「婚活している人」しかいない場所を選ぶ
「婚活していることが知り合いにバレたら恥ずかしい」「モテない人間だと認めるようで嫌だ」。
これも僕にはありました。でも、実際に活動して分かったことが2つあります。
1つ目。会場にいる全員が、同じ船に乗っています。婚活パーティーの会場でも、相談所のラウンジでも、あなたを笑う人は一人もいません。全員が当事者だからです。むしろ、お見合いでお会いした女性たちの何人かは「私も最初は怖くて、申し込むまで半年かかりました」という話をしてくれました。怖かったのは自分だけではなかった、というのは、活動して一番ほっとした発見かもしれません。
2つ目。知り合いには、驚くほど会いません。婚活の場は日常の生活圏と重ならないように設計されていますし、仮に万一会ったとして、相手も同じ場にいるんです。お互い様という最強の防御が成立します。
それでも心配なら、オンライン完結型の相談所という選択肢もあります。面談も活動もオンラインなら、地元の誰かと会う可能性は物理的にゼロです。
3. 何をすればいいか分からない怖さ → 手順が決まっている場所を選ぶ
「そもそも何から始めれば」「デートで何を話せば」「どのタイミングで何を切り出せば」。
自由恋愛には台本がありません。恋愛経験が少ないまま40代になった僕にとって、これが一番の恐怖でした。地図なしで夜の山に入るようなものです。
でも、結婚相談所には「お見合い→仮交際→真剣交際→成婚」という手順があり、各段階でやるべきことが決まっていて、迷ったら聞けるカウンセラーがいます。僕はデートのお店選びから真剣交際に進むタイミング、最終的にはプロポーズの段取りまで、全部相談しました。
怖がりな人ほど、レールのある場所が向いています。勇気で怖さを克服する必要はありません。怖さの原因(=分からなさ)を仕組みで消せばいいんです。
ハードルを地面まで下げる3ステップ
「よし、婚活するぞ」と気合を入れる必要はありません。気合はどうせ3日で切れます(僕は切れました)。代わりに、ハードルが地面すれすれの行動を順番に置きます。
ステップ1【今日】:婚活ブログや体験談を読む
もうできています。この記事を読んでいる時点で、あなたは「何もしていない人」ではありません。情報を集めている人です。他の記事もいくつか読んで、婚活の地図をぼんやり掴んでください。費用の全体像はこちらの記事にまとめてあります。
ステップ2【今週】:無料相談を1件だけ申し込む
結婚相談所の無料相談を、1件だけ予約します。ポイントは、入会を決めてから行く場所ではないということです。話を聞いて帰るだけでいい。営業されたら「比較してから決めます」と言えば終わりです(実際、2〜3社比較すべきなので、これは方便ですらありません)。
僕も最初の無料相談の前日は、面接前のように緊張していました。でも行ってみれば、カウンセラーは勧誘より先に、こちらの話を1時間聞いてくれました。41年分の「結婚できていない事情」を、誰にも茶化されずに真剣に聞いてもらえたのは、思えばあれが初めてでした。相談の中身より、そのことに驚いた記憶があります。
ステップ3【来週】:「自分の条件で何ができるか」だけ聞いて帰る
無料相談で聞くことは1つでいいです。「私の年齢と条件で、どれくらいお見合いが組めそうですか」。
これを聞くと、漠然とした「怖い」が「月に◯件くらいの申込みで、◯件くらい成立が目安」という具体的な数字に変わります。怖さの燃料は曖昧さです。数字になった瞬間、怖さは「作業量」に変わります。
→ 無料相談で聞かれること・聞くべきことは、この記事にまとめました
→ 僕が婚活を始めた日の話はこちら
最後に:怖さは消えません。それでいい
最後に、一番正直なことを書きます。
怖さは、活動を始めても消えません。僕は初めてのお見合いの朝も怖かったし、真剣交際を申し出るときも、プロポーズの直前は手が震えました。
でも、振り返って分かるのは、怖かったことは全部、人生が動いた瞬間だったということです。怖くないことだけしていた41歳までの数年間は、安全で、そして何も起きませんでした。
怖さを消してから動くのではなく、怖いまま、小さく動く。今日ブログを読んだ。今週、無料相談を1件申し込む。それで十分です。
エレベーターホールで3回引き返しかけた男が保証します。受付の向こう側は、思っているより普通の場所でした。
怖さを小さくする段階表
いきなり入会や初対面まで進まず、負担の小さい行動から慣らします。
- 匿名で料金と必要書類を調べる
- プロフィール写真用の服を試着する
- 無料相談をオンラインで1件予約する
補足:怖さがゼロになるのを待たず、キャンセル可能な小さな予定を入れます。

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