仮交際で複数人と同時進行するときのルールとマナー

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同時進行は「浮気」ではなく「制度」

仮交際の複数並行に、罪悪感を持つ人は多いと思います。僕も最初はそうでした。2人目の仮交際が始まったとき、どこか後ろめたくて、カウンセラーに「これ、いいんですよね?」と確認したくらいです。

答えは明快でした。仮交際は制度上「お互いを知るためのお試し期間」であり、複数並行を前提に設計されています。あなたが並行しているように、相手もあなた以外の男性と会っている(可能性が高い)。それがこの期間の標準です。

だから、悩むべき問いはこうなります。「並行していいのか」ではなく、「並行中に、どう振る舞うのが誠実か」。誠実さは並行しないことではなく、並行中の振る舞いに宿ります。この記事はその振る舞いの話です。

基本ルール(制度上のライン)

まず、どの相談所でもほぼ共通のラインを押さえます。

  • 仮交際中の並行はOK。真剣交際に入ったら、他はすべて終了。これが大原則です。真剣交際後の並行は、制度上も倫理上もアウト
  • 並行の事実を、自分から相手に話すのはNG寄り。正直さのつもりでも、聞かされた側は傷つくだけです。もし聞かれたら「相談所のルールに沿って活動しています」まで。嘘はつかず、詳細も言わない
  • 「他に会ってる方いますか?」と自分から聞くのもNG。仕組み上いるに決まっている上に、相手を答えられない場所に追い込む質問です

要するに、並行はお互い「知っているけど、口にしない」が大人のマナーです。

現実的な適正数:2〜3人まで

制度上の上限はありません。でも、体験から断言します。3人を超えると破綻します。

僕の13ヶ月の仮交際は延べ5人、同時期の並行は最大2人でした。それでも、危うい瞬間はありました。並行数が増えると何が起きるか、具体的に書きます。

  • 話した内容が混ざる。これは事故です。「この前おっしゃってた◯◯、あれ…違いましたっけ」——この一言は、「私はあなたの複数のうちの一人」という現実を、最悪の形で突きつけます。ほぼ致命傷です
  • 日程が回らなくなる。週末は2日しかありません。3人と週1で会えば、それだけで生活が埋まり、1回1回の準備と振り返りが雑になります
  • 比較しすぎて、誰のことも決められなくなる。Aさんの会話の楽しさ、Bさんの価値観、Cさんの笑顔——と部分比較を始めると、「全部を持った架空の人」が基準になります。その人は、どの相談所にも登録されていません

僕なりの整理はこうです。「比較のための並行」は機能する。「保険のための並行」は、全員を保険にする。前者は一人を選ぶための手段ですが、後者は決断の先送りを人数で埋めているだけです。自分がどちらをやっているかは、夜、正直に考えれば分かります。

マナー:全員に「その人が一番」の時間を

並行中の誠実さを、行動レベルに落とすと3つになります。

  • デート中に、他の交際を匂わせない。当然のことですが、疲れているときの「先週も出かけて…」のような一言から漏れます。目の前の人と過ごす時間は、100%その人のものとして扱う
  • 連絡の頻度と質を、人によって極端に変えない。本命Aには即レス長文、Bには翌日一行——これをやるなら、Bとの交際は終了すべきです。雑に扱っていい相手は、この制度のどこにもいません
  • 決められない状態を引き延ばさない。心が決まった相手がいるなら、他は速やかに終了する。「キープ」は、された側の時間を確実に奪っています

僕自身の記録をひとつ。並行していた2人のうち1人と3回目のデートを終えた夜、振り返りメモを読み返して気づいたことがあります。片方のページには課題や反省が並び、もう片方のページには「楽しかった」しか書いていない。比較表を作るまでもなく、心は先に決まっていました。翌週、僕は片方の交際終了をカウンセラーに依頼しました。並行の効用は、この「気づき」までです。気づいたら、並行の役目は終わりです。

終了の伝え方:制度に甘えていい

交際終了の連絡は、相談所経由が原則です。

「せめて直接謝りたい」と思う人もいるかもしれません。やめておきましょう。直接の謝罪LINEは、あなたの罪悪感の処理を相手に手伝わせる行為で、受け取る側の負担にしかなりません。断りの言葉を本人から二度受け取りたい人はいません。

相談所を挟む仕組みは、まさにこの場面のためにあります。制度に甘えていい場面では、きちんと甘えるのが、双方のためです。あなたも逆の立場で、同じ配慮に守られています。

まとめ:並行の目的は、一人に絞ること

最後に、迷ったら戻ってくる場所を書いておきます。

複数同時進行は、モテの証明ゲームでも、選択肢を貯める貯金でもありません。「誰か一人を選ぶ」という難しい決断のための、比較の仕組みです。目的は常に、絞ること。

絞れた瞬間、並行は役目を終えます。そして絞った一人に伝える言葉が、真剣交際の打診です。その伝え方は、次の記事に書きました。

→ 関連記事:仮交際から真剣交際へ進む方法|僕が実際に伝えた言葉
→ 関連記事:仮交際中のLINE・連絡の距離感

同時進行で守る管理ルール

複数交際では、人数を増やすことより、一人ひとりに誠実に向き合える範囲を守ります。

  • 予定と話した内容を相手ごとにメモする
  • 比較していることを相手へ見せない
  • 気持ちが固まったら他の交際を早めに整理する

補足:相談所の交際期限・報告ルールを先に確認します。

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